長野県への移住で、家族との時間、子供がのびのび育つ環境、
自分のやりたいこと、そのすべてが叶いました

2022/09/15

  • #<他に分類されない食料品製造業>
  • #<営業>
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  • #<子育て世帯>
  • #<神奈川から移住>

2021年に神奈川県より長野県飯田市に移住した森本様と、長野県移住支援金対象求人情報サイト(以下マッチングサイト)経由で森本様が就職した飯田市の会社宮下製氷冷蔵様に、移住後の仕事や暮らし、マッチングサイトを利用した感想についてお話を伺いました。

●移住者:
宮下製氷冷蔵株式会社 東山道事業本部 販売部 森本貞治様
●宮下製氷冷蔵株式会社:
本社総務部 取締役 総務部長 宮下千文様

移住者情報

森本 貞治さん
年齢:30代
家族構成:妻・娘と3人家族
移住元/移住先:神奈川県川崎市/長野県飯田市
移住年月:1年
仕事の変遷:東京の不動産会社に8年勤め、その後2021年に飯田市へ移住し宮下製氷冷蔵様に転職。

自己紹介

Q:まず簡単に移住者の森本様と、宮下製氷冷蔵様(以下宮下様)について、それぞれ自己紹介をお願いいたします

森本様:森本貞治と言います。2021年に神奈川県の川崎市から飯田市へ移住してきました。現在32歳で、妻と、3歳の娘の3人で暮らしています。
元々は群馬の生まれなのですが、大学進学を機に東京へ出て、そのまま東京の不動産会社へ就職し、仲介営業として8年ほど働いていました。
移住のきっかけですが、妻のお母さんの実家が飯田市にあり、母方の旧姓を継ぐために婿に入ったので、いずれは飯田市への移住を、と考えていました。
移住を決心した時期は2019年、娘が生まれた時です。
娘を育てていく環境としてこのまま東京・神奈川に住み続けるのか、飯田市に引っ越してそこで育てるのか。
そこを考えたときに、やはりのびのびと育てるなら長野県しかない、という想いがあり移住を決めました。


左:森本さん 右:宮下さん

宮下様:当社は1900年ちょうどに創業、今年で122年目の会社になります。
氷作りを100年以上やってきまして現在も製氷業が中心ではありますが、2000年頃から食品事業を開始し、かき氷用の生シロップや肉まん、酒まんじゅうを手がけています。
現在、正社員とパートさんを合わせまして社員100名ほどの会社です。

マッチングサイト活用のきっかけ

Q:森本様、宮下製氷冷蔵様はなぜマッチングサイトを活用されたのでしょうか?また、森本様は宮下製氷冷蔵様のどこに惹かれて応募されたのでしょうか?

森本様:移住を決めたものの、飯田に行ってから職を探すのは現実的ではありませんでした。
そこで神奈川にいる時から大手の求人サイトや転職エージェントを色々利用して探してみたのですが、求人サイトやエージェントでは長野市や松本市を含めた長野県全体が対象になってしまい、「飯田市」という地域の就職先を探すのがなかなか難しかったんです。
そこでGoogleで「飯田市 求人」「飯田市 就職」と色々検索して探していたところ、長野県のマッチングサイトにたどり着きました。
この会社に就職を決めた理由ですが、最初面接に来た時にものすごくアットホームというか、温かさを感じ、それが入社の決め手になりました。
一般的にはあまり言わない仕事のマイナス面もきちんと最初に確認して下さり、そのおかげで入社後もほとんどギャップが無く、面接時に感じた温かさみたいなものを今もそのまま感じています。

宮下様:当社がマッチングサイトを活用した理由ですが、当社は2013年頃を「第二創業期」と位置付け、様々な新事業・大きな事業に取り組み始めました。
そのため、重要な人材の確保が大きな課題だったため、様々な方法で積極的に求人をかけてきました。
そうした人材確保の活動の中で、長野県プロフェッショナル人材戦略拠点に相談に行った際に紹介して頂いたのが、今回利用させていただいたマッチングサイトです。

移住後について

Q: 森本様、実際に移住後の生活や仕事はいかがでしょうか?また宮下製氷冷蔵様、森本様の入社後のご活躍についてはいかがでしょうか?

森本様:妻と子供と一緒に楽しく過ごせる時間が増え、「移住して良かったな」と感じています。
休日は3人で公園に行くことが多いですね。
東京や神奈川の公園は、狭いうえに人が常にいっぱいいて、ブランコ待ちや滑り台待ちなんて時間もあって、子供がのびのびと遊べないことが多いんです。
でも飯田市は周りに公園がたくさんあって、どこもごちゃごちゃしていないので、娘は滑り台やブランコやボール遊びをしたり、鳥を追いかけて走り回ったりと好きなことをして楽しそうにしています。

仕事面では、僕は飯田市に移住した直後は当然知り合いも友人もいなかったのですが、こうしたアットホームな雰囲気の会社で仕事をさせていただいたおかげで、今も楽しく仕事ができています。
仲介だった前職とは違い、愛着のある自社商品の価値を知ってもらい、実際にお使いいただくという仕事内容に変わったので、その面でもすごく仕事が楽しいと感じています。
移住のデメリットは今のところ感じていませんが、長野県は車社会なのでお酒を飲んでから帰るのが難しいだろうな、とは思っています。
今(2022年7月)はコロナ禍なのでの飲み会もほぼありませんが、もしそういう状況の時にどうしてもタクシーや代行の事を考えると気軽に…とはいかないだろうな、とは思いますね。
逆に言えばそのくらいしかデメリットは思いつきません。

宮下様:前職の不動産と、当社の食品とでは分野が違いますが、元々営業をしていた方なので、すぐに当社の業務にも慣れていただきました。
当社の営業は、自社商品の価値やこだわりを伝え、どのようにお使いいただくか、といったアドバイスをする開発提案型の営業です。
森本の前職の仕事はまさにそのお客様に提案するスタイルでしたので、そこが当社の営業とマッチするのでは、と面接時に思いました。
また、当社は東京のお客様も多いのですが、森本は元々東京でお仕事をしていたので地理や雰囲気にも詳しく、そういった点も非常に心強く感じています。

マッチングサイト活用のメリット

Q: 森本様、宮下製氷冷蔵様、実際にマッチングサイトを利用した感想や良かった点などをお聞かせください

森本様:一番おすすめしたい点は、やはり長野県各地域の仕事をピンポイントで探せる点ですね。
探しやすく一目でわかる使いやすいサイトでした。
また、今回マッチングサイトを使用したことで移住支援金を頂いたのですが、市内に家を建てた際の建設費用として有難く活用させていただきました。

宮下様:マッチングサイトは、一般的な求人掲載よりも優秀な人材獲得の手ごたえがあるのではないかと感じました。
特に営業や総務といった専門スキル、特化した経験を持った人材が欲しいといった時は、県の内外を問わず広範囲に募集をかけられるマッチングサイトを活用したほうがよりいい人材を確保しやすいと思います。
当社の業務は「信州」というブランドを売っていますので、私たちが思っている以上に県外の方からの反応が良く、多くの優秀な方からの応募がありました。

今後の展望

Q: 森本様、宮下製氷冷蔵様、今後の展望や目標についてお聞かせください

森本様:仕事面では社内外から頼りにされる存在になりたいです。
まだ2年目で仕事を把握しきれていない部分もありますが、いずれは社内からも社外からも「森本さん頼れるな」と思ってもらえるように経験を積み上げていきたいと思います。
プライベートでは、飯田市の環境を活かして釣りやテニス、庭で畑仕事もやってみたいですし、建築中の自宅が完成したら、昔実家でやっていた趣味の熱帯魚も再開したいですね。
飯田は僕のやりたいことが全部叶う環境にあることは間違いないので、少しずつ色々なことをやっていきたいと思っています。

宮下様:当社は製氷と食品、2つの事業部門がありますが、今後は食品事業の自社商品を更に開発して充実させ、信州の素材を活かした「本物志向」のコンセプトで新しい市場を作っていければと考えております。

これから移住を考える人へ

Q: 森本様、宮下製氷冷蔵様、長野県へ移住を検討されている方に一言お願いいたします

森本様:長野県への移住を考えている方の中には、移住の高いハードルや不安要素が目についてなかなか実際にアクションを起こせない方も多いと思います
でも実際に思い切って一歩踏み出してみると、そうしたネガティブな部分はそんなに大きくありません。
それ以上に新しい生活や体験がたくさん出来ると思いますので、勢いで一歩踏み出してみてもいいんじゃないかと思います。

宮下様:当社は県外から来ても心細い思いをさせないよう「社員は家族」という気持ちでやっております。
また、地方にありながら県外からの人材も多く、移住した後に心配事があればそんな先輩たちに相談して頂ける環境も整っています。
当社はもちろん、当社以外の長野県企業でもこうした思い、気持ちを持った会社もたくさんありますので、安心して長野県に来ていただければ嬉しく思います。

  • 法人番号

    7100001022794

    法人名

    宮下製氷冷蔵株式会社

    本社所在地

    〒3950812 長野県飯田市松尾代田900 

    業種

    他に分類されない食料品製造業

    上場区分

    非上場

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